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2024.3.12 有志会

2024-03-19

今回の有志会では、冒頭に杉本先生より、All-on-4予定の患者さん症例相談があったので皆でディスカッションしました。

その後、FIDIのセミナー内容について、前回の続きから小林先生よりお話ししていただきました。

今回は、技工士の上原さんのインプラントの歴史から理解を深めるといったような講義内容でした。

インプラントの接着様式には、セメントリテイン、スクリューリテインがあり、

それぞれにコンタクト調整の簡便さや、インプラント周囲炎になるリスクの高さなどで差が生じていること、

一方で嵌合様式はエクスターナルコネクション、インターナルコネクション、コニカルコネクションがあり、

前者2つはバッドジョイントになっていることからマイクロムーブメントが起こりやすいことがあるが、

後者のコニカルコネクションにおいては、回転防止機構がついているため、前者と比較してそれが起こりにくいことなどを学びました。

インプラントは近年で特に大きく発達しており、患者さんにとってよりよいものになっているのだと感じました。

2024.2.6 プランニングセミナー

2024-02-07

2024.2.6(火)はノーベルバイオケアジャパンによるプランニング教室でした。

ノーベル社松永さんより持ち込みの症例は、下顎大臼歯部における下歯槽管のように見える像についての相談でした。
錯覚を起こしやすいCT像でしたが、オトガイ孔から順に辿っていくことで下歯槽管の輪郭を捉えることが出来ました。
また、反対側の走行を参考にすることで複雑に分岐しているわけではないことも予想出来ました。

山脇先生の症例は、反対咬合におけるインプラント治療についての相談でした。
患者が矯正治療を望まなかった場合、欠損部位にそのままインプラント治療を行ってよいのか
反対咬合のままインプラント治療を行う場合の補綴形態や、前歯部に補綴をし3級咬合を改善するプランなどをディスカッションしました。

小林先生より、Xガイドを用いたいくつかの症例を紹介していただきました。
叢生があり狭い部位へのインプラント埋入や、大きな骨欠損があり初期固定が得られにくいケース
上顎洞に触らないよう前壁に傾斜埋入したケースなどを供覧しました。
リアルタイムで骨内の状況を確認しながら埋入を行うことが出来るXガイドは、このようなインプラント治療を安全で確実なものに出来ます。

2023.10.24 有志会

2023-10-25

2023.10.24 有志会は、小林先生が受講したFIDIのセミナー内容を共有しました。

軟組織のコントロールのための上部構造の適切な縁下形態
プロビジョナルにおいてはインプラント周囲組織の治療過程を阻害しないことが重要となるため
クリティカルカントゥアへのなだらかな移行面は付与せず移行部においてもストレートな形態にします。
プロビジョナルの立ち上がりはアンダーとなるようにし
これにより歯肉の倒れこみが起こり垂直的な歯肉の高さを得ることができます。
最終補綴物のクリティカルカントゥアエリアで歯肉をプレスすることにより
適切な歯頸ラインの位置、形態を付与するとともに辺縁歯肉に厚みを与えることができます。

2023.8.8 プランニングセミナー

2023-08-09

2023.8.8のプランニングセミナーでは山脇先生、萩中先生、杉本先生より症例相談がありました。

山脇先生には症例を二つ提出していただき、待時埋入における抜歯窩の処理やインプラント埋入と同時に骨増生が出来るISQ値の目安などを再確認しました。
また二つ目の症例は全顎的なケースで、治療のゴールをどのように設定するか、どういう段取りで治療を行うのかディスカッションしました。

萩中先生の症例は、矯正治療によって外傷性咬合となり脱落した37相当の部分にリカバリーとしてインプラント埋入を依頼されたケースでした。
重度の垂直的骨吸収がありそのままではインプラントを埋入する骨量はなく、また手前の36相当部の骨まで失われており予後が良くない状態でした。
垂直的骨増生、または骨移植を行うのか、36をEXTしてインプラント埋入し短縮歯列にするのか、様々な案が検討されました。

杉本先生の症例はかなり古い失活歯の部分にインプラント埋入を検討しているケースでした。
歯冠側の頬側骨が維持されており、ルートメンブレンテクニックの適用となる症例でした。


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2023.5.23 有志会

2023-05-24

2023.5.23の有志会はガイドデント社、松風社に来ていただき商品の紹介をしていただきました。

ガイドデント社
インプラント、審美歯科補綴の長期保証サービスの紹介をしていただきました。
インプラント埋入日または自費の歯冠補綴セット日から、一定の免責期間を含めインプラントは10年、審美歯科補綴は3年間の保証を患者さんに提供することが出来ます。
外部の保証会社を利用することで歯科医院にとってリスクの高い長期保証を導入しやすくなります。

松風社
S-WAVE 3Dプリンター IMD-Sを紹介していただきました。
精度、造形スピードに優れており、専用インクを使用することでサポートの少ない滑らかな表面の造形物を製作することが出来ます。
実機を用意して頂き、プレゼン中に実際にプリントを行ったところ40分程度で仕上がりました。
新商品のインクのセラマージュ3Dはフィラーを含有しており、硬質レジンによる造形が可能です。

2023.4.11 有志会

2023-04-12

2023.4.11 の有志会では、OJの冊子の抄読会を行いました。

「欠損補綴、天然歯保護が長期予後を得るためのIOD(IARPD)の応用」
臼歯部の咬合支持の喪失に伴った下顎前歯の突き上げによる咬合崩壊をした口腔内に対して、固定式のボーンアンカードブリッジではなく可撤性のIOD、IARPDを応用することで対応した長期症例を供覧しました。
経年による欠損形態の変化に対して力学的サポートが必要な部位にインプラントを適宜追加していき、IARPDやIODを用いて咬合再建することが出来ます。

「長期的観点から審美インプラントを再考する」
インプラントの唇側骨に2mmの厚みを確保する、また幅2㎜、厚み1㎜の角化歯肉を確保するという考えに基づいてGBRや遊離歯肉移植を行い、審美的なインプラント治療を達成した症例を供覧しました。
現在の有志会の考えと照らし合わせて、外科的侵襲を加えることのメリットデメリットをディスカッションしました。

2023年3月14日 有志会

2023-03-15

2023年3月14日の有志会では前回に引き続きOJの抄読会を行いました。

牧草一人先生の【患者のライフサイクルに考慮したインプラント治療-歯周病専門医が考える患者の人生主導型インプラント治療-】では
患者さんの要望と青年期~高年期それぞれの年齢に適したインプラント治療を患者さんと話し合った上で選択する必要があること、オーバーデンチャーを使用する際の注意点などをディスカッションしました。

白鳥清人先生の【無歯顎患者のインプラント治療を長期経過から考える】では
様々な無歯顎患者のインプラント治療症例を見ながら、設計の考え方や治療計画、補綴形態などをディスカッションしました。

  

2022.12.13 有志会

2022-12-14

2022.12.13 有志会では、ノーベルバイオケアジャパン社よりDEXISの口腔内スキャナーIS 3800Wの商品説明をしていただきました。

他社のものと比較して軽くコンパクトなワンドであり、ワイヤレス接続タイプのため取り回しがしやすく安定したスキャニングが行えます。
無歯顎モードが搭載されており高い精度で軟組織を撮影することができ、IOSを用いてのフルマウスボーンアンカードブリッジやコピーデンチャーなどの製作が高精度になります。
IS Connectを介しデータをクラウドにアップロードし、技工所とデータを簡潔にやり取りすることが出来ます。
オープンシステムであり、撮影したデータはSTLやPLY、その他様々なフォーマットでエクスポートすることが出来ます。

2022.11.8 有志会

2022-11-10

2022.11.8の有志会は先週に引き続き小林先生よりFIDIのセミナー内容をお話ししていただきました。
インプラント埋入時、安定性の測定によって1回法と2回法の決定、荷重時期の選択をすることが出来ます。
林先生が作成した、ISQ値と補綴スパンによって決定される荷重のガイドラインを供覧しました。
またISQ値はインプラントの成否の判断にも利用され、術後4週後にISQ値を測定し1次安定のときより値が10以上低下していれば早い段階で再埋入の判断をすることができます。

2022.10.18 有志会

2022-10-24

2022.10.18の有志会では、
山脇敏裕先生より近遠心幅径が通常時よりも狭い場合のインプラントの埋入方法及び
傾いている歯牙をどのように起こしていくかのケースと、
石坂圭識先生よりアンキローシスした歯牙へのインプラント処置についてのケースを
それぞれ症例相談をしていただきました。

アンキローシスした歯は、全く動かないか動きにくいので、脱臼して抜くことは難しい。
削り落さなければならないが根を無理やり削ろうとすれば骨を失う原因になってしまいます。

石坂圭識先生の症例相談をディスカッションする前に、もう一度
「アンキローシスした歯へのインプラント処置について」の本を読み復習をしました。
     

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