2024.08.27 有志会(ライブオペ)

2024-08-30
投稿者:管理人

2024.08.27の有志会では、ライブオペを行いました。

患者さん:本村先生
症例:左上6番の抜歯即時埋入

抜歯から、デンサーバーによるオッセオデンシフィケーション、
そしてエキストラショートワイドインプラントの埋入、
ステント兼TECを使用してTECを作製し、SETしました。
これまでに有志会で勉強した手技手法を用いたライブオペになりました。

 

 

 

 

2024.7.23 有志会

2024-07-25
投稿者:管理人

2024年7月23日の有志会では、まずはじめに、石坂圭識先生から、
症例相談を2件、行いディスカッションをしました。

〈1症例目〉
上顎左側臼歯部のみ残存している状態から、全て抜歯を行い、Allon6で治療を進めていくケース
顎位を決定するためにゴシックアーチを採得
その後、1度デンチャーを作製したのち、ラジオグラフィックガイドを用いて、
インプラントを埋入する位置を決定する

〈2症例目〉
上顎はすでに、他院さんで14~24番相当部位にインプラントを埋入し、最終補綴物までSETしてあり、
上顎はそのまま使用していく前提で進めていく
今回は、下顎にインプラントを埋入し、Allon4で進めていくケース

次に、小林先生の方から、林先生のプレゼンの内容を解説していただきました。
Eggshell sinus floor(卵の殻みたいに薄い上顎洞)
タイトなドリリングは、破損しやすいため、セレクションガイドドリルを上手く使用する
レギュラースレッドを使用する
もし、破損してしまった場合は、インプラント同士を接触させて埋入するリカバリー方法もある

さらに、短縮歯列の概念を用いたインプラント治療について
大臼歯部の機能として、小臼歯部を使用することになり、
ショートデンタルアーチを採用する際には、個人差を考慮して行うこと

 

 

2024.6.25 有志会

2024-06-26
投稿者:管理人

6月25日の有志会では祐之先生よりFIDIのセミナー内容をお話していただきました。

今回は高橋先生のデジタルを活用した診療についての講義内容でした。

フルマウスのスキャンはスキャンボディにゴムをかけてインプラント位置を認識しやすいようにし、正確なデータを撮れるようにしておられました。

また、抜歯即時でスキャンボディを立てスキャン、その後プロビを作り、そのプロビのみを360°撮影、粘膜が治癒し次第プロビを入れたままスキャン。
この手順で印象採得をおこなうことで技工作業を早く開始でき、プロビの脱着が1回のみでファイナルを入れることが可能になります。

デジタル化が進むことで今まで不可能・困難なことが可能・容易になり、ますます患者さん、チェアサイド、技工作業が共に負担なく円滑に進みより正確な作業がおこなえると思いました。

   

2024.5.28 有志会

2024-05-30
投稿者:管理人

今回の有志会では、山脇先生と石坂先生より症例相談がしたいとのご要望があったため、
症例検討会を行いました。

[山脇先生]
・患者さんが左上7番の痛みを訴えたため、抜歯した箇所にインプラント埋入を検討しているケース

・右下7番の抜歯後左下8番を即日移植し、その後生着せずにとった箇所に埋入を検討しているケース

どちらのケースも骨吸収が大きいため、
①自家骨のブロック移植を行う、②欠損部位を生かした歯列矯正で歯列をととのえる
等の意見が出されました。

また、抜歯相当の歯に対する診断、原因究明を事前に行うことは、治療の予後にも大きく関わるので、大変重要であるということを学びました。

[石坂先生]
・下顎の残存歯の切縁位置により、上顎の補綴の歯冠長が短くなってしまうといった
 上顎のAll-on-4のプランニング

・舌の影響で顎堤が広がっており、上顎との顎堤位置のギャップで排列位置がフレアアウトしてしまう
 といった上顎のAll-on-4のプランニング

補綴形態のシュミレーションを注視したうえでのインプラントの埋入ポジションや、
マルチユニットの高さを考慮した埋入深度について皆でディスカッションをしました。

2024.3.12 有志会

2024-03-19
投稿者:管理人

今回の有志会では、冒頭に杉本先生より、All-on-4予定の患者さん症例相談があったので皆でディスカッションしました。

その後、FIDIのセミナー内容について、前回の続きから小林先生よりお話ししていただきました。

今回は、技工士の上原さんのインプラントの歴史から理解を深めるといったような講義内容でした。

インプラントの接着様式には、セメントリテイン、スクリューリテインがあり、

それぞれにコンタクト調整の簡便さや、インプラント周囲炎になるリスクの高さなどで差が生じていること、

一方で嵌合様式はエクスターナルコネクション、インターナルコネクション、コニカルコネクションがあり、

前者2つはバッドジョイントになっていることからマイクロムーブメントが起こりやすいことがあるが、

後者のコニカルコネクションにおいては、回転防止機構がついているため、前者と比較してそれが起こりにくいことなどを学びました。

インプラントは近年で特に大きく発達しており、患者さんにとってよりよいものになっているのだと感じました。

2024年2月20日 有志会

2024-02-21
投稿者:管理人

2024年2月20日の有志会では、祐之先生より
林先生の講義の内容から、前歯部における埋入位置の方向不良なインプラントのリカバリー症例について
唇側寄りに埋入してしまったインプラントをフィクスチャーリムーバーで撤去し、12週間待ち、
再度、正しい位置に埋入し、ピークアバットメントを使用し、テンポラリークラウンを作製
その後、8週が経過した後、ISQ値を測定しスキャンポストを立て、最終補綴へ

ブラックトライアングルが出来てしまった場合は、CRで作製したシェルを用いて、
ハーフポンティックを作製するなどして対応する。

根尖に病巣がある場合、安易に抜歯してしまうとトラブルに発展してしまう可能性がある。

次に、坂上先生からの症例相談
⇒下顎左側5・6番にインプラントを埋入したいが、5番の恨尖が湾曲しているため、
骨の削除量が多くなってしまうので初期固定が得られない場合について
骨隆起の可能性もゼロではないので、もう一度よくCTを見直す必要がある。
もし本当に湾曲恨であった場合は分割抜歯をすると、骨の温存が得られ、埋入が可能である。

次に、杉本先生からの症例相談
⇒上顎左右側1番の歯頚部の高さが合っていない歯牙に対して、歯肉が再生するのかについて
抜歯をし、インプラント埋入が妥当である。
今のまま、根を残しておいても、歯肉が反対側の1番の歯頚部の位置まで歯肉がおりてくることはない。
骨造成を行い、埋入することにより、ある程度、歯肉がおりてくる可能性があり審美的回復も得られる。

 

 

2024.2.6 プランニングセミナー

2024-02-07
投稿者:管理人

2024.2.6(火)はノーベルバイオケアジャパンによるプランニング教室でした。

ノーベル社松永さんより持ち込みの症例は、下顎大臼歯部における下歯槽管のように見える像についての相談でした。
錯覚を起こしやすいCT像でしたが、オトガイ孔から順に辿っていくことで下歯槽管の輪郭を捉えることが出来ました。
また、反対側の走行を参考にすることで複雑に分岐しているわけではないことも予想出来ました。

山脇先生の症例は、反対咬合におけるインプラント治療についての相談でした。
患者が矯正治療を望まなかった場合、欠損部位にそのままインプラント治療を行ってよいのか
反対咬合のままインプラント治療を行う場合の補綴形態や、前歯部に補綴をし3級咬合を改善するプランなどをディスカッションしました。

小林先生より、Xガイドを用いたいくつかの症例を紹介していただきました。
叢生があり狭い部位へのインプラント埋入や、大きな骨欠損があり初期固定が得られにくいケース
上顎洞に触らないよう前壁に傾斜埋入したケースなどを供覧しました。
リアルタイムで骨内の状況を確認しながら埋入を行うことが出来るXガイドは、このようなインプラント治療を安全で確実なものに出来ます。

2024.1.23 有志会

2024-01-24
投稿者:管理人

1月23日の有志会では
小林先生より即時荷重研究会のセミナー「上顎臼歯部インプラント治療」の講演内容と
前回に引き続きFIDIのセミナー内容をお話していただきました。

即時荷重研究会セミナーでは
【上顎臼歯部におけるインプラント治療の各種手法と変遷】という題で講演していただきました。
・部分欠損症例 ⇒ 既存骨に傾斜埋入(場合によってはガイド手術)、
         クレスタルアプローチでクレスタルアプローチでワイドショートインプラントを埋入
・全顎欠損症例 ⇒ 上顎洞底部までの骨が初期固定を得られる場合は可能な長さのインプラントを
         まっすぐ埋入、得られない場合は既存骨を利用し傾斜埋入
         さらに初期固定が得られず上顎洞前壁が前方へ伸びている場合はザイゴマ併用を検討
・サイナスが存在する上顎のインプラント治療
        ⇒ 上顎洞の形態と歯槽骨の状態により様々な手法をとる
         (即時荷重の可否、上下の顎関係で作用する)

FIDIのセミナー内容 インプラント破折について
・大臼歯部は直径が大きめのインプラントを、初期固定も得られやすい
・初期安定を得るためのインプラント埋入位置は抜歯窩(近遠心根)を拡大して埋入、わずかに傾斜
・5秒ごとに少なくとも10秒間はドリリングを中断、骨の温度上昇が減少する

2023.11.14 有志会

2023-11-16
投稿者:管理人

2023.11.14の有志会では岩城先生をお迎えして
「インプラントとの関わり方〜ネオデント 特色〜オールオンX・抜歯即時荷重」
についての講演をして頂きました。

ストローマンジャパン株式会社から販売している製品、ネオデントについて
<製品の特徴>
①インプラントの特徴
・冠部から先端にかけて、角度の違うテーパーを有するハイブリッドテーパーデザイン
・丸みを帯びた先端と、らせん状のスレッドを有したデザイン
②適応症
・全ての骨タイプに適応し、抜歯即時症例に対応
③ドリルの特徴
・インプラントの埋入深度は骨縁下1.5~2㎜
・インプラント挿入時推奨回転数:30rpm
・埋入最大トルク:60Ncm

次にオペ時の臨床例を交えながら説明して頂きました。
いわき歯科医院では、ユニット数7台・オペ室2台、
Drは2名・スタッフは7名、勤務されています。
オールオンXのオペ時間は片顎でおよそ1時間、
プロビ製作でおよそ1時間の時間を有しています。
金額が難しい患者さんには上顎に義歯、下顎にオールオンXをするなどの工夫をしています。
また、少歯症患者における矯正からのインプラント治療も手掛けていらっしゃいます。

人生をかけて、高額な治療をしに来られる患者さんに対して
何百本もこれまでに埋入してきたが、緊張感は今でもあるとおっしゃっていました。

 

 

2023.10.24 有志会

2023-10-25
投稿者:管理人

2023.10.24 有志会は、小林先生が受講したFIDIのセミナー内容を共有しました。

軟組織のコントロールのための上部構造の適切な縁下形態
プロビジョナルにおいてはインプラント周囲組織の治療過程を阻害しないことが重要となるため
クリティカルカントゥアへのなだらかな移行面は付与せず移行部においてもストレートな形態にします。
プロビジョナルの立ち上がりはアンダーとなるようにし
これにより歯肉の倒れこみが起こり垂直的な歯肉の高さを得ることができます。
最終補綴物のクリティカルカントゥアエリアで歯肉をプレスすることにより
適切な歯頸ラインの位置、形態を付与するとともに辺縁歯肉に厚みを与えることができます。

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