2025.1.14 有志会

2025-01-16
投稿者:管理人

1月14日の有志会ではzoom講演を行いました。
講師は歯科医師の藤岡直也先生に担当していただき、
演題は、4Sコンセプトに基づいたインプラント治療〜前歯部審美領域と垂直骨量の少ない上顎臼歯部への対処法〜でした。

「治療期間の短縮、治療の単純化、最小限の侵襲、安全」の4S-Conceptに基づいて行った症例をいくつも見せていただきました。
また、AnyRidgeとAnyOneそれぞれの使用する適正症例についてやエクストラワイドショートインプラントの利点である「骨面積が増えることで治療期間の短縮、応力の分散、インプラントの強度・耐破壊性の向上、周囲組織の安定」についても臨床例を交えて説明いていただきました。

2024.11.26 有志会

2024-11-30
投稿者:管理人

2024年11月26日の有志会では、前々回の続きから、FIDIのセミナーの内容をお話していただきました。

〈いつ?どのようなタイミングで?治療期間をどのように乗り越えるか?〉
アナログステント兼プロビジョナル
デジタルで計画したものをいかにアナログに落とし込むことが出来るのか。
全ての歯牙を抜歯するケースでは、前歯部は一旦、そのままで、
臼歯部に先に最終的な位置に埋入しプロビジョナルの作製、
オッセオインテグレーションが得られてから、
前歯部に埋入し前歯部と臼歯部を全てをつなぐ、プロビジョナルを作製。
段階を経て、最終補綴に進む。
治療を始める前に綿密に計画を立てて進めること、
患者さんの年齢、要望に応じてアプローチする必要がある。

〈IOSから連結冠ブリッジのインプラント補綴を作製する〉
スキャンボディの正確なスキャン
インデックスを採得、その際、パターンレジンは少なければ少ないほど正確なインデックスが採得できる。
その後、ラボアナログをつけて、適合確認用の模型ができる。

〈インプラントによる不正咬合の改善〉
前歯部反対咬合において、RMT処置による歯槽突起の保存を行ってからの歯冠軸の変更による被蓋の改善
水平的な過前突や上顎前歯の過萌出、受動的萌出不全などが原因となる、
ガミースマイルの処置においては、抜歯後の骨吸収を予測した抜歯即時埋入処置

 

 

 

2024.10.29 有志会

2024-10-30
投稿者:管理人

2024.10.29の有志会は
・アース製薬株式会社
・株式会社ジーシー
・日本メディカルテクノロジー株式会社
にお越しいただき商品、サービスの紹介をしていただきました。

・アース製薬株式会社
モンダミンハビットプロ 高濃度CPC配合による高い殺菌力の洗口液
モンダミンワンショットプロ 就寝前に一度使用することで殺菌力が24時間持続する
モンダミンリセットコートプロ 食後に使用し、酸性の口腔内を中和することでカリエスを予防する
アライナークリアスプレー アライナー除菌用のスプレー

・日本メディカルテクノロジー株式会社
貴金属リサイクル、産業廃棄物回収などの事業を取り扱っている
貴金属回収量に応じた産業廃棄物回収料金の割引サービスがある

・株式会社ジーシー
TiONホームウィズ 高濃度の過酸化水素を配合し短時間のトレー装着でホワイトニング効果が得られるジェル
エバーエックスフロー ショートファイバー配合により象牙質に近い物性を有するコア材

2024.08.27 有志会(ライブオペ)

2024-08-30
投稿者:管理人

2024.08.27の有志会では、ライブオペを行いました。

患者さん:本村先生
症例:左上6番の抜歯即時埋入

抜歯から、デンサーバーによるオッセオデンシフィケーション、
そしてエキストラショートワイドインプラントの埋入、
ステント兼TECを使用してTECを作製し、SETしました。
これまでに有志会で勉強した手技手法を用いたライブオペになりました。

 

 

 

 

2024.7.23 有志会

2024-07-25
投稿者:管理人

2024年7月23日の有志会では、まずはじめに、石坂圭識先生から、
症例相談を2件、行いディスカッションをしました。

〈1症例目〉
上顎左側臼歯部のみ残存している状態から、全て抜歯を行い、Allon6で治療を進めていくケース
顎位を決定するためにゴシックアーチを採得
その後、1度デンチャーを作製したのち、ラジオグラフィックガイドを用いて、
インプラントを埋入する位置を決定する

〈2症例目〉
上顎はすでに、他院さんで14~24番相当部位にインプラントを埋入し、最終補綴物までSETしてあり、
上顎はそのまま使用していく前提で進めていく
今回は、下顎にインプラントを埋入し、Allon4で進めていくケース

次に、小林先生の方から、林先生のプレゼンの内容を解説していただきました。
Eggshell sinus floor(卵の殻みたいに薄い上顎洞)
タイトなドリリングは、破損しやすいため、セレクションガイドドリルを上手く使用する
レギュラースレッドを使用する
もし、破損してしまった場合は、インプラント同士を接触させて埋入するリカバリー方法もある

さらに、短縮歯列の概念を用いたインプラント治療について
大臼歯部の機能として、小臼歯部を使用することになり、
ショートデンタルアーチを採用する際には、個人差を考慮して行うこと

 

 

2024.6.25 有志会

2024-06-26
投稿者:管理人

6月25日の有志会では祐之先生よりFIDIのセミナー内容をお話していただきました。

今回は高橋先生のデジタルを活用した診療についての講義内容でした。

フルマウスのスキャンはスキャンボディにゴムをかけてインプラント位置を認識しやすいようにし、正確なデータを撮れるようにしておられました。

また、抜歯即時でスキャンボディを立てスキャン、その後プロビを作り、そのプロビのみを360°撮影、粘膜が治癒し次第プロビを入れたままスキャン。
この手順で印象採得をおこなうことで技工作業を早く開始でき、プロビの脱着が1回のみでファイナルを入れることが可能になります。

デジタル化が進むことで今まで不可能・困難なことが可能・容易になり、ますます患者さん、チェアサイド、技工作業が共に負担なく円滑に進みより正確な作業がおこなえると思いました。

   

2024.5.28 有志会

2024-05-30
投稿者:管理人

今回の有志会では、山脇先生と石坂先生より症例相談がしたいとのご要望があったため、
症例検討会を行いました。

[山脇先生]
・患者さんが左上7番の痛みを訴えたため、抜歯した箇所にインプラント埋入を検討しているケース

・右下7番の抜歯後左下8番を即日移植し、その後生着せずにとった箇所に埋入を検討しているケース

どちらのケースも骨吸収が大きいため、
①自家骨のブロック移植を行う、②欠損部位を生かした歯列矯正で歯列をととのえる
等の意見が出されました。

また、抜歯相当の歯に対する診断、原因究明を事前に行うことは、治療の予後にも大きく関わるので、大変重要であるということを学びました。

[石坂先生]
・下顎の残存歯の切縁位置により、上顎の補綴の歯冠長が短くなってしまうといった
 上顎のAll-on-4のプランニング

・舌の影響で顎堤が広がっており、上顎との顎堤位置のギャップで排列位置がフレアアウトしてしまう
 といった上顎のAll-on-4のプランニング

補綴形態のシュミレーションを注視したうえでのインプラントの埋入ポジションや、
マルチユニットの高さを考慮した埋入深度について皆でディスカッションをしました。

2024.3.12 有志会

2024-03-19
投稿者:管理人

今回の有志会では、冒頭に杉本先生より、All-on-4予定の患者さん症例相談があったので皆でディスカッションしました。

その後、FIDIのセミナー内容について、前回の続きから小林先生よりお話ししていただきました。

今回は、技工士の上原さんのインプラントの歴史から理解を深めるといったような講義内容でした。

インプラントの接着様式には、セメントリテイン、スクリューリテインがあり、

それぞれにコンタクト調整の簡便さや、インプラント周囲炎になるリスクの高さなどで差が生じていること、

一方で嵌合様式はエクスターナルコネクション、インターナルコネクション、コニカルコネクションがあり、

前者2つはバッドジョイントになっていることからマイクロムーブメントが起こりやすいことがあるが、

後者のコニカルコネクションにおいては、回転防止機構がついているため、前者と比較してそれが起こりにくいことなどを学びました。

インプラントは近年で特に大きく発達しており、患者さんにとってよりよいものになっているのだと感じました。

2024年2月20日 有志会

2024-02-21
投稿者:管理人

2024年2月20日の有志会では、祐之先生より
林先生の講義の内容から、前歯部における埋入位置の方向不良なインプラントのリカバリー症例について
唇側寄りに埋入してしまったインプラントをフィクスチャーリムーバーで撤去し、12週間待ち、
再度、正しい位置に埋入し、ピークアバットメントを使用し、テンポラリークラウンを作製
その後、8週が経過した後、ISQ値を測定しスキャンポストを立て、最終補綴へ

ブラックトライアングルが出来てしまった場合は、CRで作製したシェルを用いて、
ハーフポンティックを作製するなどして対応する。

根尖に病巣がある場合、安易に抜歯してしまうとトラブルに発展してしまう可能性がある。

次に、坂上先生からの症例相談
⇒下顎左側5・6番にインプラントを埋入したいが、5番の恨尖が湾曲しているため、
骨の削除量が多くなってしまうので初期固定が得られない場合について
骨隆起の可能性もゼロではないので、もう一度よくCTを見直す必要がある。
もし本当に湾曲恨であった場合は分割抜歯をすると、骨の温存が得られ、埋入が可能である。

次に、杉本先生からの症例相談
⇒上顎左右側1番の歯頚部の高さが合っていない歯牙に対して、歯肉が再生するのかについて
抜歯をし、インプラント埋入が妥当である。
今のまま、根を残しておいても、歯肉が反対側の1番の歯頚部の位置まで歯肉がおりてくることはない。
骨造成を行い、埋入することにより、ある程度、歯肉がおりてくる可能性があり審美的回復も得られる。

 

 

2024.2.6 プランニングセミナー

2024-02-07
投稿者:管理人

2024.2.6(火)はノーベルバイオケアジャパンによるプランニング教室でした。

ノーベル社松永さんより持ち込みの症例は、下顎大臼歯部における下歯槽管のように見える像についての相談でした。
錯覚を起こしやすいCT像でしたが、オトガイ孔から順に辿っていくことで下歯槽管の輪郭を捉えることが出来ました。
また、反対側の走行を参考にすることで複雑に分岐しているわけではないことも予想出来ました。

山脇先生の症例は、反対咬合におけるインプラント治療についての相談でした。
患者が矯正治療を望まなかった場合、欠損部位にそのままインプラント治療を行ってよいのか
反対咬合のままインプラント治療を行う場合の補綴形態や、前歯部に補綴をし3級咬合を改善するプランなどをディスカッションしました。

小林先生より、Xガイドを用いたいくつかの症例を紹介していただきました。
叢生があり狭い部位へのインプラント埋入や、大きな骨欠損があり初期固定が得られにくいケース
上顎洞に触らないよう前壁に傾斜埋入したケースなどを供覧しました。
リアルタイムで骨内の状況を確認しながら埋入を行うことが出来るXガイドは、このようなインプラント治療を安全で確実なものに出来ます。

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