2月, 2024年

2024年2月20日 有志会

2024-02-21

2024年2月20日の有志会では、祐之先生より
林先生の講義の内容から、前歯部における埋入位置の方向不良なインプラントのリカバリー症例について
唇側寄りに埋入してしまったインプラントをフィクスチャーリムーバーで撤去し、12週間待ち、
再度、正しい位置に埋入し、ピークアバットメントを使用し、テンポラリークラウンを作製
その後、8週が経過した後、ISQ値を測定しスキャンポストを立て、最終補綴へ

ブラックトライアングルが出来てしまった場合は、CRで作製したシェルを用いて、
ハーフポンティックを作製するなどして対応する。

根尖に病巣がある場合、安易に抜歯してしまうとトラブルに発展してしまう可能性がある。

次に、坂上先生からの症例相談
⇒下顎左側5・6番にインプラントを埋入したいが、5番の恨尖が湾曲しているため、
骨の削除量が多くなってしまうので初期固定が得られない場合について
骨隆起の可能性もゼロではないので、もう一度よくCTを見直す必要がある。
もし本当に湾曲恨であった場合は分割抜歯をすると、骨の温存が得られ、埋入が可能である。

次に、杉本先生からの症例相談
⇒上顎左右側1番の歯頚部の高さが合っていない歯牙に対して、歯肉が再生するのかについて
抜歯をし、インプラント埋入が妥当である。
今のまま、根を残しておいても、歯肉が反対側の1番の歯頚部の位置まで歯肉がおりてくることはない。
骨造成を行い、埋入することにより、ある程度、歯肉がおりてくる可能性があり審美的回復も得られる。

 

 

2024.2.6 プランニングセミナー

2024-02-07

2024.2.6(火)はノーベルバイオケアジャパンによるプランニング教室でした。

ノーベル社松永さんより持ち込みの症例は、下顎大臼歯部における下歯槽管のように見える像についての相談でした。
錯覚を起こしやすいCT像でしたが、オトガイ孔から順に辿っていくことで下歯槽管の輪郭を捉えることが出来ました。
また、反対側の走行を参考にすることで複雑に分岐しているわけではないことも予想出来ました。

山脇先生の症例は、反対咬合におけるインプラント治療についての相談でした。
患者が矯正治療を望まなかった場合、欠損部位にそのままインプラント治療を行ってよいのか
反対咬合のままインプラント治療を行う場合の補綴形態や、前歯部に補綴をし3級咬合を改善するプランなどをディスカッションしました。

小林先生より、Xガイドを用いたいくつかの症例を紹介していただきました。
叢生があり狭い部位へのインプラント埋入や、大きな骨欠損があり初期固定が得られにくいケース
上顎洞に触らないよう前壁に傾斜埋入したケースなどを供覧しました。
リアルタイムで骨内の状況を確認しながら埋入を行うことが出来るXガイドは、このようなインプラント治療を安全で確実なものに出来ます。

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