8月, 2023年

2023.8.22 有志会

2023-08-23

今回の有志会ではインプラントジャーナルより、林揚春先生の「補綴主導のインプラント治療から患者主導のインプラント治療へ」の抄読会を行いました。

インプラントオペを成功させるための要因として、埋入部位の骨質と骨の量が大きく関わっています。
そのため、骨質が悪い部位に対しては、Densah bar を用いてosseodentificationを機能させ、初期固定を狙います。
また、インプラントタイプ(直径、長さ、スレッドピッチ等)の選択、埋入深度の設定も考慮することで、低侵襲かつ早い機能回復が望めます。

2023.8.8 プランニングセミナー

2023-08-09

2023.8.8のプランニングセミナーでは山脇先生、萩中先生、杉本先生より症例相談がありました。

山脇先生には症例を二つ提出していただき、待時埋入における抜歯窩の処理やインプラント埋入と同時に骨増生が出来るISQ値の目安などを再確認しました。
また二つ目の症例は全顎的なケースで、治療のゴールをどのように設定するか、どういう段取りで治療を行うのかディスカッションしました。

萩中先生の症例は、矯正治療によって外傷性咬合となり脱落した37相当の部分にリカバリーとしてインプラント埋入を依頼されたケースでした。
重度の垂直的骨吸収がありそのままではインプラントを埋入する骨量はなく、また手前の36相当部の骨まで失われており予後が良くない状態でした。
垂直的骨増生、または骨移植を行うのか、36をEXTしてインプラント埋入し短縮歯列にするのか、様々な案が検討されました。

杉本先生の症例はかなり古い失活歯の部分にインプラント埋入を検討しているケースでした。
歯冠側の頬側骨が維持されており、ルートメンブレンテクニックの適用となる症例でした。


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