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2023.10.24 有志会

2023-10-25

2023.10.24 有志会は、小林先生が受講したFIDIのセミナー内容を共有しました。

軟組織のコントロールのための上部構造の適切な縁下形態
プロビジョナルにおいてはインプラント周囲組織の治療過程を阻害しないことが重要となるため
クリティカルカントゥアへのなだらかな移行面は付与せず移行部においてもストレートな形態にします。
プロビジョナルの立ち上がりはアンダーとなるようにし
これにより歯肉の倒れこみが起こり垂直的な歯肉の高さを得ることができます。
最終補綴物のクリティカルカントゥアエリアで歯肉をプレスすることにより
適切な歯頸ラインの位置、形態を付与するとともに辺縁歯肉に厚みを与えることができます。

2023.8.8 プランニングセミナー

2023-08-09

2023.8.8のプランニングセミナーでは山脇先生、萩中先生、杉本先生より症例相談がありました。

山脇先生には症例を二つ提出していただき、待時埋入における抜歯窩の処理やインプラント埋入と同時に骨増生が出来るISQ値の目安などを再確認しました。
また二つ目の症例は全顎的なケースで、治療のゴールをどのように設定するか、どういう段取りで治療を行うのかディスカッションしました。

萩中先生の症例は、矯正治療によって外傷性咬合となり脱落した37相当の部分にリカバリーとしてインプラント埋入を依頼されたケースでした。
重度の垂直的骨吸収がありそのままではインプラントを埋入する骨量はなく、また手前の36相当部の骨まで失われており予後が良くない状態でした。
垂直的骨増生、または骨移植を行うのか、36をEXTしてインプラント埋入し短縮歯列にするのか、様々な案が検討されました。

杉本先生の症例はかなり古い失活歯の部分にインプラント埋入を検討しているケースでした。
歯冠側の頬側骨が維持されており、ルートメンブレンテクニックの適用となる症例でした。


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2023.5.23 有志会

2023-05-24

2023.5.23の有志会はガイドデント社、松風社に来ていただき商品の紹介をしていただきました。

ガイドデント社
インプラント、審美歯科補綴の長期保証サービスの紹介をしていただきました。
インプラント埋入日または自費の歯冠補綴セット日から、一定の免責期間を含めインプラントは10年、審美歯科補綴は3年間の保証を患者さんに提供することが出来ます。
外部の保証会社を利用することで歯科医院にとってリスクの高い長期保証を導入しやすくなります。

松風社
S-WAVE 3Dプリンター IMD-Sを紹介していただきました。
精度、造形スピードに優れており、専用インクを使用することでサポートの少ない滑らかな表面の造形物を製作することが出来ます。
実機を用意して頂き、プレゼン中に実際にプリントを行ったところ40分程度で仕上がりました。
新商品のインクのセラマージュ3Dはフィラーを含有しており、硬質レジンによる造形が可能です。

2023.4.11 有志会

2023-04-12

2023.4.11 の有志会では、OJの冊子の抄読会を行いました。

「欠損補綴、天然歯保護が長期予後を得るためのIOD(IARPD)の応用」
臼歯部の咬合支持の喪失に伴った下顎前歯の突き上げによる咬合崩壊をした口腔内に対して、固定式のボーンアンカードブリッジではなく可撤性のIOD、IARPDを応用することで対応した長期症例を供覧しました。
経年による欠損形態の変化に対して力学的サポートが必要な部位にインプラントを適宜追加していき、IARPDやIODを用いて咬合再建することが出来ます。

「長期的観点から審美インプラントを再考する」
インプラントの唇側骨に2mmの厚みを確保する、また幅2㎜、厚み1㎜の角化歯肉を確保するという考えに基づいてGBRや遊離歯肉移植を行い、審美的なインプラント治療を達成した症例を供覧しました。
現在の有志会の考えと照らし合わせて、外科的侵襲を加えることのメリットデメリットをディスカッションしました。

2023年3月14日 有志会

2023-03-15

2023年3月14日の有志会では前回に引き続きOJの抄読会を行いました。

牧草一人先生の【患者のライフサイクルに考慮したインプラント治療-歯周病専門医が考える患者の人生主導型インプラント治療-】では
患者さんの要望と青年期~高年期それぞれの年齢に適したインプラント治療を患者さんと話し合った上で選択する必要があること、オーバーデンチャーを使用する際の注意点などをディスカッションしました。

白鳥清人先生の【無歯顎患者のインプラント治療を長期経過から考える】では
様々な無歯顎患者のインプラント治療症例を見ながら、設計の考え方や治療計画、補綴形態などをディスカッションしました。

  

2022.12.13 有志会

2022-12-14

2022.12.13 有志会では、ノーベルバイオケアジャパン社よりDEXISの口腔内スキャナーIS 3800Wの商品説明をしていただきました。

他社のものと比較して軽くコンパクトなワンドであり、ワイヤレス接続タイプのため取り回しがしやすく安定したスキャニングが行えます。
無歯顎モードが搭載されており高い精度で軟組織を撮影することができ、IOSを用いてのフルマウスボーンアンカードブリッジやコピーデンチャーなどの製作が高精度になります。
IS Connectを介しデータをクラウドにアップロードし、技工所とデータを簡潔にやり取りすることが出来ます。
オープンシステムであり、撮影したデータはSTLやPLY、その他様々なフォーマットでエクスポートすることが出来ます。

2022.11.8 有志会

2022-11-10

2022.11.8の有志会は先週に引き続き小林先生よりFIDIのセミナー内容をお話ししていただきました。
インプラント埋入時、安定性の測定によって1回法と2回法の決定、荷重時期の選択をすることが出来ます。
林先生が作成した、ISQ値と補綴スパンによって決定される荷重のガイドラインを供覧しました。
またISQ値はインプラントの成否の判断にも利用され、術後4週後にISQ値を測定し1次安定のときより値が10以上低下していれば早い段階で再埋入の判断をすることができます。

2022.10.18 有志会

2022-10-24

2022.10.18の有志会では、
山脇敏裕先生より近遠心幅径が通常時よりも狭い場合のインプラントの埋入方法及び
傾いている歯牙をどのように起こしていくかのケースと、
石坂圭識先生よりアンキローシスした歯牙へのインプラント処置についてのケースを
それぞれ症例相談をしていただきました。

アンキローシスした歯は、全く動かないか動きにくいので、脱臼して抜くことは難しい。
削り落さなければならないが根を無理やり削ろうとすれば骨を失う原因になってしまいます。

石坂圭識先生の症例相談をディスカッションする前に、もう一度
「アンキローシスした歯へのインプラント処置について」の本を読み復習をしました。
     

2022.10.11 有志会

2022-10-12

2022.10.11の有志会ではInvisalign Japan株式会社よりiTeroの活用について講演をしていただきました。

【概要】
♢内容:iTeroを活用した患者コミュニケーション及びStaff様の業務効率化について
■日程:2022年10月11日(火)19:30-21:00
■開催場所:しのぶ歯科医院(セミナールーム)
■主催:Invisalign Japan株式会社
      北陸担当営業 荒木、iTeroトレーナー 萩原(Hagiwara)

iTeroは補綴物や矯正装置を製作するためのオーラルスキャンを行うだけのものではなく、患者とのコミュニケーションツールとして様々な活用が出来ます。
患者と口腔内の話をする上で3Dデータを活用することは五枚法による写真を用いるよりも患者に多くの情報を提供することが出来ます。
NIRIによるカリエス検知機能やタイムラプス機能などを使うことでアナログでは伝えられなかった情報を患者と共有することも出来ます。

2022.7.19 有志会

2022-07-22

2022.7.19の有志会では、FIDIにおける高齢者・高齢期に向かう患者に対する補綴治療の考えを学びました。
歯の喪失による咀嚼障害における補綴治療は咀嚼機能回復のために意味のある治療ですが、高齢になり運動機能の喪失によって咀嚼障害になった患者には必ずしも歯は必要ではなく、逆に歯が存在することによってさまざまなリスクを招く側面もあります。

インプラント補綴物は天然歯がすべて失われた後でもロストせず口腔内で生き残る可能性が高く、不潔な補綴物が残存することによる誤嚥性肺炎のリスクが生じます。また、インプラント補綴物の対顎が無歯顎だと咬傷を誘発することもあります。
通院が困難になる前の段階で、上下左右でバーティカルストップが維持出来るようインプラントを追加するのか、歯牙が不要となったとき上部構造を撤去出来るよう可撤性の義歯にするのか、それともインプラントを退場させてしまうのか判断し、患者に伝えることが必要となります。

日本人は健康寿命と平均寿命の差が最も大きく、介護が必要となり通院が出来ず歯科治療の介入が困難となる期間が長いため、そのステージをどのように準備して迎えるかを考えていく必要があると学びました。

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