5月, 2024年

2024.5.28 有志会

2024-05-30

今回の有志会では、山脇先生と石坂先生より症例相談がしたいとのご要望があったため、
症例検討会を行いました。

[山脇先生]
・患者さんが左上7番の痛みを訴えたため、抜歯した箇所にインプラント埋入を検討しているケース

・右下7番の抜歯後左下8番を即日移植し、その後生着せずにとった箇所に埋入を検討しているケース

どちらのケースも骨吸収が大きいため、
①自家骨のブロック移植を行う、②欠損部位を生かした歯列矯正で歯列をととのえる
等の意見が出されました。

また、抜歯相当の歯に対する診断、原因究明を事前に行うことは、治療の予後にも大きく関わるので、大変重要であるということを学びました。

[石坂先生]
・下顎の残存歯の切縁位置により、上顎の補綴の歯冠長が短くなってしまうといった
 上顎のAll-on-4のプランニング

・舌の影響で顎堤が広がっており、上顎との顎堤位置のギャップで排列位置がフレアアウトしてしまう
 といった上顎のAll-on-4のプランニング

補綴形態のシュミレーションを注視したうえでのインプラントの埋入ポジションや、
マルチユニットの高さを考慮した埋入深度について皆でディスカッションをしました。

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